『カンナ』と消費税率

 
『カンナ』が全9巻の理由、また各巻全て定価900円で、消費税込み1000円でお釣りがくる料金体系を目指していることに気づかれた方は多いと思うが、今ここで仮に消費税率が10%になったとしても1冊990円で、まだそのシステムが破綻しないようになっているということに気づかれた方はおそらくいないと思う。
「ケアフル・ジョーンズ」と呼んでください(意味不明)。

 ところでぼくの周囲には、(このままの状況・条件下での)消費税率アップに賛成している人間はただの1人もいないのだが、TVのニュース番組では「世論調査によりますと、6割近くの人が賛成しています」と言っていた。そんなものなのか。


 


コカ・ブートン


 久しぶりに「ARCANE」に出没。
 なぎらけんいちのDVDを観ながら、噂の「コカ・ブートン」を飲んだ。
 コカの葉のリキュールである。
 もちろんコカインは除去されている(らしい)が、ちょっとシャーロック・ホームズ気分(だから違うって)。


小説家という職業


 森博嗣さんの新刊。
 いきなり「ブログなど書いている暇があったら、小説を書きなさい(意訳)」と怒られた(笑)。

 最近、森さんの背中を見て歩くことができなかったので淋しかったのだが、ようやく垣間見られて嬉しい。
 この本に書かれていることは、あくまでも「過去の遺物」ではあるが、取りも直さず「未来への強力な指針」だ。物凄く勉強になりました。
 今まで市販の「ノウハウ本」で役に立つ書籍に出会ったことは一度もないが、この本は本当に参考になった。

 しかし、ぼくほど机の前に腰を落ち着けて文字を打っている時間の短い作家は存在しないのではないかと(某出版社の編集部には内緒で)内心忸怩たるものがあったのだが、なあんだ、森さんも同じくらいだったではないか。一安心(していて良いのか)。

 また、この本にも書かれているし、これはぼく自身も以前にどこかで書いたかも知れないが、結局「本を読む」ということは「自分を読む」ということなのだろう。そのページや場面に投影される自分の姿を読んでいるに過ぎない。本は、あなた自身の影なのです。
 つまり、読書というのは「感動したのは、あなたの能力です」(by.森博嗣)に尽きるのではないか。同じ意味を根底に保ったまま表現を変えれば「面白くない本は存在しない」(by.京極夏彦)ということだと思う。
 
 というわけで、とても楽しく読めた。
 しかしこれも森さん風に言えば「受け手の問題」で、決して万人共通ではないだろう。故に、特にお勧めはしませんが(笑)興味のある方はどうぞ。

 


辻村深月サイン会


 偽妹3・みーちゃんのサイン会、東京も決定したようです。 

http://shop.kodansha.jp/bc/kodansha-novels/1006/info/

 ご都合のよろしい方は、ぜひ。

 しかし最近、twitterなみに「Essay」を更新しているなあ。twitterは、やっていませんが。




南高梅到着


「長い人生で、梅酒造りに優先するものはない」ゲーテ(嘘)
「もうすぐだ。早くその梅をきみの美酒の中へ」ロマン・ロラン(嘘)

 ということで、今年も偽妹1・椹野道流女史より、南高梅をたくさんいただいた。
 ありがとうございます。持つべきものは、心優しい偽妹である。
 しかし、今ミチルンは体調を崩しているようなのでちょっと心配だが、やがて強く立ち直られることを心から祈りつつ、ぼくは梅のへた取りに専念します。
 しかし、南高梅の香りが部屋中に漂っているだけで幸せな気分になるのは何故。これも脳内物質のなせるわざだろうか。

 


MOTHER

私信ですが。
「MOTHER」最終回、きちんと観ました>水田さん。
愛菜ちゃん、凄く可愛かったです。
ラストも水田さんらしく、「怒濤の悲劇」にはならずに未来への希望がつながったし。
その他もろもろの感想は、また「蛍」でお会いした時に酔っ払いながら(笑)


続「17人いる」



 ええと、昨日の「17人いる」の件ですが、
「当日参加予定だった深水黎一郎さんが、急用により欠席となったためではないですか」
 というメールを、氷川透さんと天祢涼さんよりいただきました。
 なるほど、そういうことか。
 しかし、ここにも「そこに謎があることを許さない」人たちがいた。さすが「メフィスト賞」(?)


続メフィスト賞同窓会「17人いる」


 先日の「メフィスト賞同窓会」に関して妻に、「参加者17名だって。凄いね」などという話をしていたら
「どなたが見えたの?」
 と聞かれたので、1人ずつ名前を挙げていった。
 すると16人しか分からない。
 蘇部健一さんは、『六トン4』が上梓されるので静かだった。
 乾くるみさんは、『イニシエーション・ラブ』の部数を聞いて驚いた。
 浅暮三文さんは、『実験小説』についてお話しをした。
 霧舎巧さんは、『霧舎学園』に関してのお話しをした。
 氷川透さんは、初めてお会いしたのでサインをいただいた。
 黒田研二さんは、凄い危険発言をしたらしいが、ぼくは良く聞こえなかった。
 石崎幸二さんは、相変わらずご本人のキャラがとても立っていた。
 北山猛邦さんは、いつお会いしてもクールで理知的な好青年だった。
 秋月涼介さんは、とても物静かだが、お話しすると面白い。ドイツ土産をいただいた。
 矢野龍王さんは、現在執筆中の作品についてお話しした。
 辻村深月さんは、言わずと知れた偽妹。ドラえもんの話に一番熱が入っていた。
 汀こるものさんは、突如話が止まらなくなるため「そうなっても放っておいてあげてください」とみなさんに伝えた。
 赤星香一郎さんは、『虫とりのうた』の内緒の秘密を無理矢理聞いた。
 天祢涼さんは、2人で電車に揺られて帰った。実はみーちゃんの先輩だったらしい。
 丸山天寿さんと付き添いの娘さんは、方法論も含めて次回作に関しての具体的なお話をした。
 そしてぼく、高田崇史。
 以上、16名ではないか。
 あと、どなただったでしょうか……ごめんなさい。ご連絡をください。
 
 ちなみに、森博嗣さんと高里椎奈さんは、メールで参加された。
 小路幸也さんは、twitterで参加されたが、こるものさん経由だったため真意がうまく伝わらなかった。

横浜まで


 昨日は、道尾秀介さんのトークショー&サイン会に行って参りました。
 会場では、偽妹3・みーちゃんにも会って、2人並んでお話を聞いた。
 道尾さんの対談のお相手は瀧井朝世さんで、なかなか面白いお話も聞けて、勉強になりました。
 なるほどなるほど。ということで、仕事します。

 サイン本の上部は、特別リクエストした謎のウサギ……。


メフィスト賞同窓会


 昨日は「メフィスト賞同窓会」へ。
 参加者は年々増え、今年は17名。そして、森博嗣さんと高里椎奈さんがメール参加。なかなか濃い会です。
 ちなみに来年は「メフィスト賞」創設15周年です。さあ大変(なぜ?)。
 霧舎巧さん始め幹事の方々、及び講談社文芸第三の方々、ありがとうございました&お疲れさまでした。おかげで、楽しい一時を過ごすことができました。メフィスト賞作家サイン本も増えました。
 また今日から、執筆も頑張れるような気がします(多分)。

 ただ残念だったのは、楽しみにしていた蘇部健一さんのボヤッキーが聞けなかったこと。というのも、もうすぐ『六トン4』が上梓されるらしいので、愚痴るネタがなかったようでした。
 ちなみに、蘇部さん恒例のカバー袖写真は今回ご自分で撮られたとか。しかもそれが何と(企業秘密により以下自粛)。

 画像は偽妹3・みーちゃんこと(?)辻村深月さんの新刊。
 それに伴って、サイン会があるそうです。関西方面の方は、ぜひ。

http://shop.kodansha.jp/bc/kodansha-novels/1006/info/

 東京でも行われるらしいので、また詳しい情報は改めて。
 さてさて、ぼくも『鬼神伝』頑張ろう。


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