AXNミステリー


 変なことを書かれたおかげで(2009.12.15 Essay↓)もう「バイキンくん」か「小鬼の顔」にしか見えなくなりましたと顰蹙をかっている、例のマーク。
 ということで昨日は、講談社まで。


「AXNミステリー」(ミステリーチャンネル)の「ゲストルーム」収録に行って参りました。
 インタヴュアーは、杉江松恋さん。前回の「ダヴィンチ」に続いて2回目。
 小一時間ほど、「カンナシリーズ」についてや、今回の『戸隠の殺皆』などについてインタヴューを受けた。
 続いて第2部はテーマトークで「もしも作家になっていなかったら?」などのお話。
 ちなみに、その回答はもちろん薬剤師。でも尊敬する薬剤師は、アガサ・クリスティと横溝正史なので、どちらにしても怪しい人生を歩んでいたでしょう……などという話を。

 何しろこういった形式のインタヴューは初めてだったため、緊張してはいけないと思って、始まる前に隣にいたI川《鬼平》さんに、
「ワインもらって来て……」
 と頼んだが叱られてしまった。「活字倶楽部インタヴュー」と違って、それはNGらしい。
 ということで、ランチビール1杯しか飲んで行かなかったので、滑舌が今一つだったかも。とても心配である。
 第1回の放映は、2月16日だそうです。
 しかし、わが家は「スカパー!」に入っていないのであった。さて、どうするか……。

 終了後は、改めてゆっくりとビールを飲みながらI川《鬼平》さんと打ち合わせ。
 スケジュール的には、もう来週から書き始めなくてはならないようだ。しかし明日は○○、明明後日は××、そしてすぐに……(以下自粛)。
 


活字倶楽部

 
 本日発売の『活字倶楽部 2010冬号』で、特集を組んでいただきました。
『QED』『カンナ』『毒草師』を始めとして、『鬼神伝』「千波くん」「文麿くん」などの著書も全て網羅されている上に、それぞれの解説も微に入り細を穿つマニアックさでとても素晴らしい。

 そして、偽妹3・みーちゃんによる「突撃インタヴュー」は、事前打ち合わせも何もなく敢行されました(遊びに来るということは知っていたけれど)。
 特に、水面下で静かなる火花を散らす「心理試験」は、リアルすぎてドキドキものです。

 


ブックファースト


 ブックファースト新宿西口店さんに、I川《鬼平》さんと共に行って参りました。
 実際に見ると、なかなか凄い陳列でした。
 せっかくなので『QED出雲神伝説』に、何冊かサインさせていただきましたので、ご興味のある方はぜひどうぞ。
 店内の書籍もかなり充実していて、思わず歴史関係書物を5冊購入してしまった……。


ちょっとお出かけ


 久しぶりに劇団四季「エビータ」へ。
 貧しい私生児からアルゼンチンのファーストレディへと駆け上がった、実に毀誉褒貶の多いエバ・ペロンの物語である。マドンナが自ら好んで演じたというのも、むべなるかな。

 劇場では偶然に辻村深月さんと、昔の担当編集だったS木さんにお会いしたので、終了後3人で食事に行き、辻村さんの「直木賞候補おめでとう&残念会」を粛々と開催した。
 色々な裏話も聞かせていただきました。何かと大変だなあ。
 また、S木さんのディズニー理論など。相変わらず面白い。


 これは、たまたまみんなで飛び乗った車両にあったJRの吊り広告。
 やけに大きいんじゃない、みーちゃん──という話で、しばし盛り上がった。
 

 


明治神宮


 ふと思い立って、妻と2人で明治神宮へ。
 清正井(きよまさのいど)は大行列のため、軽くパスして本殿まで。
 1点確かめたいことがあったのだが、やはり実際に足を運ぶと一目瞭然だった。しかし「ふむふむ」などと納得していたら、また新たな疑問点が浮かんでしまった。
 またしても自分で自分の首を絞めたか……。

 ちなみに「明治神宮」の「宮」は、ウ冠の下は「呂」ではなく「口」が2つです。これもまた不思議ですね(一応、その理由は説明されていますが)。


フェアのお知らせ

   
 ブックファースト新宿店さんで、現在、このようなフェアを展開していただいているそうです。
 ぼくの本ばかりでなく、参考文献として挙げている書物も一緒に紹介されているフェアなので、とても丁寧でありがたいです。
 今月末までだそうですので、ご興味のある方はぜひどうぞ。


編集者魂

 
 何とか全てのゲラ終了。
 以前のEssayにも書いたように、突発的な事件があり、厳しいスケジュールになってしまったが、どうにかこうにか(何故か?)クリアした。
 その際に、各方面より多々、ご心配あるいは励ましの連絡をいただきまして、本当にありがとうございました。

 そこに日程打ち合わせの連絡が文庫のN川さんより入り、色々とお悔やみをいただいた。そしてその際、
「こんな危急の場合ですから、18日までの〆切は多少考慮させていただきます」
 などと素晴らしいことを言う。
「すごいね。いつまで待ってくれるの?」
「はい。18日まで」
 あっぱれ、編集者魂。
 

不思議なことも……


 新年早々、講談社文三にゲラを送付。
 するとI川《鬼平》さんより、予定の日にちが違っていますよ、という連絡が。どうやら段取りを一段階飛ばして、1週間ほど早くあげてしまったらしい。
(ぶつくさ言いながら年末年始で仕上げた。過去のEssay参照↓)
 こんなミスは10年間で初めてだったが、全く気づきもしなかった。
 ところがその2日後にとても親しかった方が亡くなり、弔問・通夜・告別式及びそれに関連する用事が多々、急に入った。
 もしも当初の予定通りにゲラを進めていたら、〆切に全く間に合わなかっただろう。
 少なくとも、一行一行丁寧に見ることは不可能だっただろうし、実際に今日も久しぶりにこうしてパソコンの前に座っている。
 つまり、勘違いしていたおかげで(I川《鬼平》さんには、少々ご迷惑をかけることになったが)『カンナ 戸隠の殺皆』は予定通りに上梓される運びとなっている。

 ちなみに亡くなった方は、自分に課せられた仕事に関して非常に厳しい方だった。
 ぼくは、虫(霊)の知らせという現象を全く信じていないのだが、さすがに今回ばかりは、何かあったのかと思ったり思わなかったり……。

「あるほどの菊投げ入れよ棺の中」(漱石)


今年は春から


 第142回直木賞候補に『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ』(講談社)が。
 がんばれ、みーちゃん!

正月ダッシュ


 画像は、恒例の寒川神社、新年ねぶた。
 てっきり加藤清正かと思ったら、武田信玄のようです。
 
 三が日で、とりあえずゲラ全てに目を通し終えた。
 さて、ここから次の段階に突入。
 また同時に、『カンナ』と『鬼神伝』の資料整理&プロット作成も開始。こちらは平行して進める予定。

 しかし今月後半には、新春能の「老松」「羽衣」「高砂」という三大作品と、劇団四季「エビータ」が控えている上に、知人の新春ライヴと、はたまみさんのバレエの舞台もあったりする。
 ことほど左様に非常に濃い時間が待っているので、とにかく今は仕事に集中しなくてはならない。わりと必死の状況である。

 注:以前に西尾維新氏にも指摘されたのですが、この生活パターンは決して「本末転倒」ではありません(笑)

 追伸:寒川神社ねぶたは「甲斐の虎」という意味での武田信玄だそうです。

 


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